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林の中のごちそう [雑感]

素敵なテーブルに、ごちそうを作ってくれたの、だあーれ?

ずっと前にも書いたのですが、わたしは、この『おままごと』が、にが手です。
新宿御苑で見かけた『おままごと』に添えて、また、下の記事を載せてみました。 



あれはたぶん小学校1年生の頃。
みんな校外に出て、草っ原でおままごとをしたのです。
普段は、エネルギィの塊で、男の子のように走る・すべる・飛び降りるなど、荒い遊びばかり。

先生に、『ごちそうを作りましょう』と言われても、どうしたら良いのか分らないのです。
大きい葉っぱの上に、そこらの芝を一握り乗せて置いたら、「おいしそうね。いただきまーす」と、先生が食べる真似をされた。

いい加減に作っただけですから、驚きました。その時、子供ながら感じた罪悪感のような恥ずかしさを、今でも忘れられないのですね。



刺さったトゲのような記憶って、いつまでも鮮明なんですね。
今ではもう、先生のそばに態度の悪い女の子もいる、イメージになっております。



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銀杏(ぎんなん)は、美しい [雑感]

小さな木の実から、果樹園の果物にいたるまで、秋の実りは豊かで美しい。
臭くて嫌われがちなギンナンが、意外に美しいことに気付いた今年の秋。
この一粒のギンナンも、いとおしく思えるのです。



 翡翠のような美しい緑色。もちもちした歯ざわりと、ほろ苦さ
食べ方としては、茶わん蒸し、どびん蒸し、ギンナン御飯などが、一般的ですね。
かるく塩を振ったギンナンは、酒のおつまみに、良く合うそうです。


これは、おまじないではありません(笑)

左の三角っぽいギンナン植えると、雌木が生え、右の形のを植えると、雄木が生えると聞きました。
本当でしょうか? 冗談? 自然って面白いですね。

 

赤い文字の部分を訂正しました。
すみません。(11/7)

 


『世界遺産からのSOS展』から [雑感]

 


昨日の日曜日は、池袋のデパートで開かれている『世界遺産からのSOS(写真・映像)展』を、見てきました。

この展示で、危機遺産リストに登録された世界遺産の現状と、国際的な支援活動のようすをかいま見ることが出来ます。

写真の棚田は、世界遺産に登録されて、わずか6年で危機遺産リストに登録されました。

日本と同じように、後継者が減り、急激な過疎化の波。棚田の維持管理が難しくなっています。

紛争・地震・都市化による荒廃。過去から受継いだ貴重な遺産を、維持して残すことの困難さも痛感しました。「私たちに何ができるのか」「何をしなければならないのか」を、訴えるための展示といいますが、難しいですね。

 

ミヤが訪ねたことのある、日本の世界自然遺産。屋久島・白神山地・知床の古い写真です。


 

 

屋久島の千尋滝(せんぴろのたき)と、

コケにおおわれる山の古木。


 

白神山地と

暗門滝。 



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芦ノ湖 (箱根駅伝のこと) [雑感]

富士山と芦ノ湖を、箱根大観山(標高1100m)から見ています.(撮影は05年1月)
少し遅れましたが、芦ノ湖の関連で、箱根駅伝の話題です。 

正月恒例のイベント、「箱根駅伝」は、東京の大手町と芦ノ湖、往復217.9kmを走ります。この芦ノ湖が 一日目のゴール。そして2日目のスタート地点です。箱根の山を駆け上がり、芦ノ湖(標高723m)まで駆け下るのは、苛酷としか言いようがありません。

ただ単調な駅伝中継ですが、選手同士の無言の駆け引きやハプニング、いろいろ熾烈なドラマが見えてきます。

泣けてしまったのが、横浜、鶴見中継所の繰り上げスタート。タスキを待っている選手までは200mほど。最後の力を振り絞って、必死にラストスパートをかけているのに、目の前で繰り上げスタート・・・タスキを渡せなかったランナーの無念の涙。

トップから20分を経過すると、タスキを受け取らなくても、スタートしなければならない。ああ無情です。

繰上げスタートになったのは、チーム全体の実力の結果です。ですから、タスキをつなげなかったランナーの背負う無念さ悔しさは、あまりにも可哀相すぎるのですね。    



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海辺の町にて [雑感]

今年も、よろしくお願いいたします。

お正月休みは、漁港に近い町で、少しのんびりして来ました。漁港に隣接したヨット・ハーバーがあるので、夕暮れの海で、こんな風景にも出会えます。 


 

 

岬の丘の斜面には、スイセンが咲き、よい香りが漂ってきます。

 

 

 


 

☆ 地面に張り付くように、タンポポも咲いていますが、まだ冬。『春は名のみの、風の寒さよ』という言葉を、実感できました。

 

 

 

一年の過ぎ去る速度が、毎年速くなるような気がします。何となく過ごして、時間を浪費しているのかもしれませんね。

☆ 今年の目標は、「旅行」。日帰りでも良い。億劫でも行って見ようと思っています。



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スズカケの落ち葉の中で [雑感]

昨日、電車に乗っていて、ある広告のキャッチフレーズが目にとまりました。大袈裟なようですが、一瞬、ドキッと衝撃が走ったのです。



 

たき火ができなく 

なった時代を

子どもに申し訳ないと思う

(太字が広告文です) 

 

 

 


うまく言えませんが、『たき火』に代表されるような種類の豊かさ、子どもたちが伸びやかに育つ環境。どんどん失われています。辛いニュースが多過ぎます。

敗戦後の日本は、かなり長期間、着る物も食料もなく、国民は餓えに餓えていた悲惨な時代がありました。ですが、心は、今よりも豊かだったかもしれませんね。

生活が豊かになった日本は、どこから歯車が狂ったのでしょうか? バブル景気が崩壊して、日本の経済はガタガタ。終身雇用、年功序列の日本的な制度から、成果主義へ変り続ける。時代の流れは激流です。

長期の不況は、一般市民生活を直撃しました。いつ失職するか分らない不安は、社会にも家庭生活にも大きく影響しているのでしょう。子どもたちへの影響は、大きいかも知れません。
 

今夜テレビで、「たき火」のイベントのビデオを、紹介していました。都会では無理ですが、残って欲しい風習の一つですね。



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ジブリ映画 「ゲド戦記」 の憂鬱 [雑感]

学校の夏休み期間に、遊びに来ていた小学生を連れて、「ゲド戦記」を見に行ってきました。

映画が始まって数秒、冒頭部分から展開する奇怪なストーリーに唖然・・・・何ですかこれは???登場人物の名前は原作通りです。しかし、少年時代のゲドの身に、溢れる能力ゆえに起きた重要な出来事を、ナントナント、暴力的に歪曲して、アレン王子の身の上話にすり替えてしまいました。

ジブリ映画のアレン王子は、父王を殺して王の剣を奪って逃走するのです。分身の影が、肉体を奪って悪を働くのだそうですが唐突です。高貴な誇り高い王家の子息が剣を奪う?ジブリ映画の設定は、近頃の世の中を反映させたのでしょうが、あまりにも軽薄で恥ずかしくなります。

原作では、アレン王子が重大な任務を帯びて、遠くて危険の多い賢人の島へ旅立つとき、王が自ら剣を授けて、たった一人の王子を送り出しています。そのとき王は『危険な暗黒の時代が近づいているような気がする。だからこそ、他の使者はさておいて、おまえを送り出すのだ。おまえなら、わしらがこの件でどうするべきか判断がつくから』と。 アレン王子は父王に深く信頼されているのです。

ジブリ映画は、物語の始まりから終わりまで、原作を無視していると言っても、少しも過言ではないのです。6冊の原作本から、印象的な部分だけをピックアップして、無理に繋ぎ合わせてあります。

浅い内容のアニメなのに、突如「均衡」とか「他者によって生かされる」「生と死」のような言葉が出てきて、理解に苦しむ人も多いだろうと思います。これは原作の底流に、テーマとしてある問いかけなのですが・・・

余談ですが、夫は原作を読んでいません。感想を聞くと「面白かったけれど、なぜそうなるのか不自然な場面が多い」でした。小学生には聞きませんでした。わたしとしては、ジブリ映画は完全に違うアニメなのだから、独自の題名をつけて勝負するべきだと感じました。原作を愛する者としては、いまだに怒りと憂鬱な気分が抜けないのです。

興味のある方は、 ジブリ映画「ゲド戦記」に対する原作者のコメントを見てください。frhikaruさんのブログにリンクさせていただきました。


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