ささやかに、ぜいたくな時間。遊び半分の手を休めて、ほんのときおり、今が幸せなのかもと、心をよぎることもある時間。
桜並木から下の畑につづく土手に、つくしが出ていた。かがみ込んで写真を撮っていると、歩いている人から声がかかった。つくしだと答えると、「オレゆうべホテルで3本も食べた」なんて自慢をする。今どきはホテルで食べるんだぁ。
子どもの頃、つくしを摘むのが楽しかった。食べるのではなく、楽しいから飽きるまで摘んだ。たまに、煮るからと「ハカマ取り」をさせられた。こんな時は、ああ~あ、こんなに沢山摘まなければ良かったと、作業が終わるまで後悔をする。あの頃は、つくしなんて美味しいと思わなかった。
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