タンポポの綿毛

　草ぼうぼうの庭に、今年はたくさんのタンポポが咲き、可愛いタンポポの綿毛も存分に楽しみました。そして昔読んだ「タンポポの綿毛」という本を読み返したのでした。朝日新聞の日曜版に連載された藤森照信のエッセイです。

　
　日本タンポポが西洋タンポポに押されて減少していること。工学博士の著者がご自分の家の屋根に日本タンポポを植え、綿毛を飛ばして日本タンポポの総反撃をもくろみました。ご苦労を重ねて日本タンポポを探し歩き、七百株を屋根に植え付けたそうです。
（後は略します）






著者は藤森照信（工学博士）　　
イラストは南伸坊

　しかしながら、この本に書かれたタンポポの記事はわずか５ページで、後は著者が「テルボ」と呼ばれていた少年時代のお話しです。





　タンポポといえば、世田谷美術館で見た塔本シスコさんの絵。これはその絵のタンポポ部分です。圧倒的な量のタンポポの綿毛が風に飛ばされています。無造作に大量の綿毛を飛ばしているのは、なんと日本タンポポではありませんか。日本タンポポの総反撃は始まっているようです。（絵は見やすいように、二枚の絵を重ねてあります）





　

我が家の庭も西洋タンポポに独占されていました

メガネケースの写真を追加（6月1日）

◎　大型連休も終わり、暑い日が多くなります。熱中症に気を付けてお元気で。