波の音 [しずく]
図書館でふと手にした本にあった『波の音』という詩です。
波の音 茨木のり子
酒注ぐ音は とくとくとく だが
カリタ カリタ と聴こえる国もあって
波の音は どぶん ざ ざ ざァなのに
チャルサー チャルサー と聴こえる国もある
澄酒を カリタ カリタ と傾けて
波音のチャルサー チャルサー 捲き返す宿で
一人 酔えば
なにもかもが洗い出されてくるような夜です
子供の頃と少しも違わぬ気性が居て
哀しみだけが ずっと深くなって
コバルトブルーの海なら、
チャルサー チャルサー
と聴こえそうな気がしますね。
茨木の『感受性くらいは』
や『倚りかからず』などは
激しい気迫を感じますが、
波の音は可笑しくてさびしい。
↑ これはレンゲソウの葉です。
昨年、種を貰ってきて適当に土に埋めたのに、元気に5cmくらいには育っています。
レンゲの花咲くころが楽しみです(^ー^)
☆ 何かと慌ただしくてご無沙汰ばかり。
大変申し訳ないことでございます<(_ _)>